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社長インタビュー/4

記者ーーーーサッチーのお話し、引っ張りますか?

社長ーーーー
いやいや。そんなないっす。
僕を無理やり六日町に送り込んだだけです!

記者ーーーーということは、自ら、モチベーション高くいったわけではないのですか?

社長ーーーー
ん〜。
そもそも、それまでの一休の蕎麦は冷凍麺でした。
つゆも業務用です。
蕎麦で呼ぶとか、蕎麦にこだるとか、そういうが全くありませんでした。
要するに、観光地のただの飲食店。
だからといって、
「よし、蕎麦のプロになろう!」だなんて思っていなかったですし、
「蕎麦を追求したら、女将より売れる!」とも思っていなかった。

記者ーーーーん〜〜〜〜。とても興味深いですね。
そうすると、ますます、サッチーが神の遣いかのようで・・・。

社長ーーーー
当時は嫌でしたよ!
いきなり行かなきゃいけないし、
一応、商売人の家系で生まれて、子供の頃から色々言われていたから、
外面が良くなっていったし、
サッチーの顔を潰すことにもなっちゃうからとか、
そういうのを考えて行ったようなものです。

記者ーーーー社長の気質もあったから、行ってしまったと。

社長ーーーー
人を気にする気質ではあったと思いますし、
それは今でもそうです。
経営者として当然のことかもしれないのですが、
やっぱり年々、人を気にしなきゃいけないなと思っていますし、
人のことが気にならなくなったら、
特にウチのように女性のスタッフが多い企業は続かないと思います。
人を気にするというのは、
単純に言えば、
「どう考えているのかな?」「なぜそう選択したのかな?」と、
考えて、問うということだと思いますし、
それはずっと持ち続けなければならないと。

記者ーーーー遠慮や謙虚というのも、家系からの教えですか?

社長ーーーー
まだサッチーの話しが続いてしまいますが(笑)、
先に他者のことが立つということが遠慮なのだとしたら、
女将を見ていたからなのか、
お店を見ていたからなのか、
子供の頃から僕の中に育まれていたと思いますし、
そうしたことがあったから、
サッチーの顔を潰してはだめだという本能が先に立ったのかと・・・。

記者ーーーーまぁ、でも、結果良しですね!

社長ーーーー
ほんとに今となればですよ!
でも、不思議なんですが、
あれ以来、サッチーはお店に来なかったんです。

記者ーーーーえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!まじですか!
それ、やっぱり、僕たちが知ってる本物のサッチーだったんじゃないですか!

社長ーーーー
そうなのかも!
いやぁ〜、でも、やっぱり、人生の分岐点には、
一瞬の強烈なキャラクターが現れるのだろうなと思いますよ!

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